
矯正するって決めたのはいいけど一体何から始めたらいいの?

矯正治療開始までにはやらないといけないことがいっぱいあるよ。
今日は治療開始から終了までの流れを確認しよう!
矯正治療は一般の歯医者さんに通うのと違って、開始までに乗り超えなくてはならないステップがたくさんあります。思っている以上にやることが多く、簡単には進みません。
ここでは矯正治療開始から治療終了までの全ステップと気をつけるポイントをお伝えします。
矯正治療開始から終了までのステップ
情報収集のポイント
矯正歯科は長期間の治療になるため、信頼できる歯科医師を選ぶことが大切です。
とはいっても、歯科選びはとても難しいです。一体何を基準に選んでのかわからない方に向けて、最低限の情報収集のポイントを整理してみましょう。
- 装置の種類 マウスピース・ワイヤー矯正(表側矯正か裏側矯正か)
- 料金の相場 色々なサイトをみて相場感をつかんでおきましょう。
- 通いやすさ 家から通うのか、通勤帰りに通うのか
- 矯正の目的 自分の矯正のゴールがどこなのかを明確にしておきましょう。
- 医師の資格 ここで矯正治療の実績がちゃんとあるかを確認しましょう。
それでもどこに行ったらわからない場合は、矯正歯科医師の資格(日本矯正歯科学会の認定医や指導医など)を持っている歯科医を選んでおくといいと思います。
ただ、資格があるからといって矯正が成功するかどうかは別問題です。

ここでしっかり下調べをしておくことが重要だよ
初診予約
クリニックを選んだら、初診の予約を入れます。初診相談は無料のクリニックも多いですが、費用が発生する場合もあるためホームページや電話で確認しておくと安心です。
初回カウンセリングの予約自体も、混み合っている場合2〜3ヶ月先になることもよくあることです。
矯正したい!と思ってから始めるまでにとても時間がかかります。
初診相談・カウンセリング
初診では歯並びや噛み合わせの問題を診断し、治療方針についてのカウンセリングが行われます。矯正方法(ワイヤー矯正、マウスピース矯正など)や期間、費用、メリット・デメリットを詳しく説明してもらいます。カウンセリングでは質問事項をメモしていきましょう。
この時、チェックするのは、先生との相性。
質問しやすい雰囲気があるか、話していて違和感がないか、親身になって受け答えしてくれるかをチェックして下さい。もしここで違和感を感じたら、その歯科はやめておいたほうがいいと思います。
実際私も、カウンセリングに行った時点で、「この先生は無理だな」そう思ったことがあります。
小さな違和感はだいたい当たってます。
最後に、この初回カウンセリングのポイントとしては、あくまで「簡易診断」であるため、精密検査をしてみたら、「マウスピースを希望していたのに、ワイヤー矯正になった」等、治療方針が変わることもあります。
初回カウンセリングは最低3件は行きましょう。先生により治療方針が異なったり、費用や雰囲気の違いを確認しましょう。
あまり多くの医院を回りすぎると、情報が混乱しどこにいったらいいかわからなくなるため、治療方法なのか、通いやすさなのか、自分の優先順位をある程度決めておくことが重要です。

矯正についてよく勉強してからカウンセリングにいかないと
先生の話してくれる内容が理解できないよ
精密検査
治療を決めたら、次は精密検査です。レントゲン撮影や歯型の採取、口腔内の写真撮影などを行います。この検査結果に基づき、具体的な治療計画が立てられます。
ここで重要なのは、精密検査で、セファロ検査があるかどうか。
セファロとは、主に顔や顎の骨格、歯の位置関係を詳細に調べるために撮影される、矯正歯科で使われる特別なレントゲンのこと。
もしこの検査なしに治療計画を立てているのであれば、その矯正歯科はやめておいたほうがいい。
その先生はプロではない可能性があります。
精密検査の相場は、だいたい30,000円〜60,000円ほど。
その歯科で通うかまだ決まっていない場合に、この金額を支払うのはキツイですよね。だからこそ
最初の情報収集で、ある程度絞り込みをしてから精密検査に進むことが大切です。
治療計画の確認・同意
精密検査の結果をもとに、歯科医師から具体的な治療計画が提案されます。
矯正器具の装着方法、治療期間、費用の総額や支払い方法などを確認しましょう。また、生活面での制限やメンテナンスについても説明がありますので、不安なことや疑問点はここでしっかり質問しておきましょう。
ここでは特に、先生の治療計画のゴールと自分のゴールが一緒であるか確認して下さい。また書面の隅々までしっかり読んで疑問点があれば必ず聞いておきましょう。
私の経験ですが、歯肉退縮や歯根吸収についてカウンセリング時にはしっかり説明してもらった記憶はなく、治療計画・同意書の下のほうに小さく書かれていたのを、矯正が終わってから気づきました。
重要なことがサラッと書かれている可能性があるので、しっかり読むようにしましょう。
契約と治療開始
治療計画に同意したら、契約を交わし、いよいよ矯正が開始します。
一般的には、最初の装着後も月1回程度の通院が必要となります。
日々のケアと通院
矯正治療中は歯磨きやフロスなどのケアが重要です。食べ物や生活習慣で注意が必要な点もあるため、歯科医の指示を守りましょう。月1回の調整や清掃も定期的に受ける必要があります。
矯正中の生活については、また別でお話したいと思います。
治療終了後の保定期間
歯並びが整った後は、リテーナーと呼ばれる保定装置を装着し、歯が元の位置に戻らないように保つ期間があります。この保定期間も数年間続くことが多く、定期的にクリニックに通う必要があります。

保定期間として歯科に通うのは2年だけど
リテーナーは一生したほうがいいよ
まとめ
ここでは簡単に一般的な流れを説明しましたが、実際に矯正開始するまでに色んな悩みにぶつかったり、決めなくてはいけないことが多くなかなか前には進みません。
矯正が成功するかどうかは、いい歯科医に出会えるかどうかにかかっています。治療開始までにしっかり時間をかけて情報収集することが重要です。
最後まで読んでくれてありがとうございます😊
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