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恋人にお金を貸してはいけない理由

Money Lab(お金)


昔付き合っていた人に400万貸してしまった結果、愛もお金も失った話をしたいと思います。

「恋人にお金を貸すのは絶対にやめた方がいいです。」

これは、私が実際に経験した「恋人にお金を貸して関係が壊れた話」です。
しかも、貸した金額はなんと!!総額400万円。なんてバカなんでしょう。笑

もし今これを読んでくれているあなたが、彼氏に「お金を貸してほしい」と頼まれて悩んでいるなら、

今すぐ断って下さい。

私の大失敗をネタに、「恋人にお金を貸してはいけない理由」を一緒に学んでいきましょう!

当時の私と彼について

私:20代後半 事務員(当時は派遣社員で薄給)
彼:30代前半 小さな会社の経営者
貸した金額:400万円
お金の用途:買掛金の支払い
デート代:ほぼ割り勘

ごくごく普通の出会いで知り合い、ごくごく普通の恋人同士だった私たち。
結婚を意識してお互いの親にも紹介していたしそこには確かに愛があったと思います。

それがなぜこんな大金を貸してしまったのか?

付き合って2年、最初は20万円のお願い

彼と付き合い始めて2年が過ぎた頃、彼からこう言われました。

「会社の支払いが厳しいから、20万だけ貸してくれへん?1週間後に返すから!」

昔から父に「人に金は貸すな、保証人にはなるな」そう言われてきていたけれど、「好き」という気持ちにごまかされ、「それくらいなら」と渋々ながらも貸してしまいました。

そして、約束通り1週間後にはちゃんと返ってきた。

最初は20万円。
次は40万円。

だんだん額は増えていきましたが、しばらくはきちんと返してくれていたので、
私は完全に信用していました。

「買掛金の支払いだから」
「これを乗り越えたら絶対にうまくいく」
「私が助けてあげないと会社が潰れちゃう、そしたら結婚できなくなる!」

当時は、謎の使命感と恋愛フィルターにやられていました。

この時の私にもう少しお金の知識があれば、たった20万の支払いができない時点で、
彼の会社はもう駄目だということがわかったはずです。

返ってこなくなるお金、変わっていく関係

その後も貸しては返ってくるを何度か繰り返した後、途中から全く返ってこなくなったのです。

20万貸して、返ってこない。
さらに追加で40万貸して返ってこない。

20万、40万、60万とだんだんお願いされる金額も増えてきて最後は

ドーンと120万

もう完全に麻痺していました。

彼に貸した総額はなんと400万円!わ〜〜!

なんてアホなんでしょう!
もうここまでくると、金銭感覚も思考も完全に麻痺していました。

債権者と債務者の関係になる

その後の二人はどうなったのか。

最終的に彼女彼氏という関係ではなく債権者と債務者の関係になります。
彼に少しずつでいいから返してほしいと何度お願いしても「まとめて返すから」と言って全然返してくれませんでした。

私もお金に余裕があったわけではない中、自分の買いたい物を我慢し、慎ましい生活を送りながら貸した大事なお金でした。

一向に返ってくる気配のないお金

デートをしていても、「それ誰の金やねん!」

誕生日にお祝いしてもらっても「それ誰の金やねん!」

彼が飲みに行くと「それ誰の金やねん!」

彼の行動全てに腹が立って、彼と一緒にお金を使うことがだんだん嫌になりました。

お金を借りた人と貸した人
「返して下さい」と言わなきゃいけない貸した人の方が、借りた人よりも精神的にキツイです。
そもそも彼女に平気でお金を借りるような人に罪悪感なんてありません。
お金を貸してほしいと言われた、言った時点で信頼関係はなくなります。

愛かお金かわからなくなる

それでもなかなか別れられなかったのはなぜか
彼のこと大好きだったんですね。
当時の私は結婚や出産のリミットが近づいていて焦りもあり、
彼しかいないと思い込んでいたんだと思います。

私が彼にお金を貸している話を知っている友人はごく一部でしたが
「そんな大金、絶対に返してもらわなあかんで!」と口を揃えて言っていましたが、
そんなある日、職場の先輩(男性)にこう言われました。

「それってもう愛じゃなくて、お金に執着してるだけちゃう?もうお金いらんから別れてくれって言え!それで返ってこないなら、付き合っていた男がクズやったってことや!」

友人は皆返してもらえというのに、「お金いらんて言え」なんて、目が覚めるような一言でした。
400万という大金のせいで、「お金が返ってこないから別れられない」のか「好きだから別れられないのか」自分でもわからなくなってしまっていたところだったので先輩の言葉は神のお告げのようでした。

これは愛ではなくお金への執着なのか?

皆さんが同じ立場ならどうしますか?

私の決断と借金返済

私、言ってやりましたよー!!

「もうお金返さなくていいいから別れてほしい」

彼号泣しました。
泣きたいのはこっちです。10年ですよ。10年。

結婚適齢期、出産リミットの近い私の人生めちゃくちゃにしておいて。
何回もお願いして少しずつでいいから返してほしいと言ったり、親に立て替えてもらって欲しいと言ったり、色んな提案もしました。それでも一切誠意を見せなかったのは彼です。

その後、正式に別れることになりました。

お金を返してくれなかったら、私が10年も付き合ってきた人は、本当のクズだったと思えばいい。私に見る目がなかったんだと思えばいい。

ですが、彼はその後6年かけて全額返済してくれました。

彼はクズではなかった。
だからと言って「ハッピーエンド」だったかと言えば、そんなことはありません。

彼との関係はもう戻らないし、あの頃の私は戻ってきません。
だけど、私はこの経験からたくさんのことを学びました。

恋人にお金を貸してはいけない理由

・恋人にお金を貸した瞬間、対等な関係ではなくなります

・「返して」と言わなきゃいけない側の方が、精神的に辛くなります

・「好きだから貸す」は、愛ではなく依存です

・好きという感情とお金の貸し借りは別物です

・貸すことによって相手を駄目にしてしまう可能性があります

・一度でもお金を貸すと貸してくれる人と認定され何回もお願いされます

・本当に相手を大事に思うなら「お金を貸してほしい」とは言いません

・他にも借金がある可能性があります

・貸したほうが何故か逆恨みされることもあります

関係を壊したくないなら、お金は絶対に貸してはいけません

それでもしつこく貸してほしいと言われたらそんな彼氏彼女とは速攻別れてやりましょう!!

私の反省

別れた当時は彼を恨んでいましたが、彼だけが悪いのではく、貸した私にも責任があります。
あの時お金を貸していなければ、彼がもっと早く会社を潰して彼も他の道を選べたかもしれない。
もっと早く別れることを決断できていたら、お互いに違う人生を歩めたかもしれない。そんな思いはありますが、彼と楽しい時間を過ごせたことも事実ですし、彼と出会い別れたことに後悔はありません。

むしろこの経験があったからこそ、
私はお金について真剣に学ぶようになり、自分の人生と向き合うきっかけをもらえたのだと思います。

大きな失敗でした。痛みもありました。
でも、あの頃の自分を責める気持ちは、もうありません。

今の私は、自分を大切にしながら、人と対等に関われる女性になりたいと思っています。
この経験を通して得たものを、次に繋げていきたい。

もし今、あなたが誰かとの関係やお金のことで悩んでいるなら、
どうか「自分を大切にする選択」をしてほしいと思います。

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