大人の矯正のリアル!私に起こったリスクの全て

矯正
りこ
りこ

今日は私が矯正をした結果、実際におこった

矯正のリスクについてまとめたよ

子羊ちゃん
子羊ちゃん

なんだか怖そう・・・

矯正したい!と思ってこのブログを読んでくれている方に、矯正治療開始のステップに進む前にまず一番に知っていてほしい、大人の矯正のリスク。

今日は私に実際起こった矯正のリスクについてお伝えします。

ここでは「矯正やめたほうがいいよ!」と言いたいわけではなく、大人の矯正にはリスクがつきものだから、こういうことも起こり得るってことを理解してから矯正治療に進んでほしいのです。

私に起こった矯正のリスクの全て

私の場合、大人の矯正のリスクと言われる症状は、だいたい起こったんじゃないかと思います。

矯正中から起こっていたこと、矯正後に発覚したこと、両方お伝えしていきます。

各リスクの原因や詳しい情報については、専門家のホームページで確認するようにして下さい。

りこ
りこ

矯正のリスクが起こるか起こらないかは・・・あなた次第!

子羊ちゃん
子羊ちゃん

それって、都市伝説みたいに言いたいだけだよね?

要は個人差があるってことね

歯肉退縮

歯肉退縮とは、歯茎が下がってしまって歯の根元が見えて長く伸びたように見える状態のことを言います。全ての人に起こるわけではありませんが、酷い場合、歯の根元まで見えるぐらいになってしまった人もいます。

私の場合は、上下の犬歯が矯正前と比べると明らかに下がってしまいました。下の写真右側の3番の歯を見ると下がったことがよくわかりますね。

厄介なのは、一度下がった歯茎は元に戻すことができないということです。

歯肉退縮を治す治療法として、歯肉移植という手段を検討したこともありますが、治療がとても高額であること、かなりの痛みを伴うこと、移植をしてもまた歯茎が下がる可能性があると聞き、移植はあきらめました。

ブラックトライアングル

ブラックトライアングルとは歯と歯の間の歯茎が下がることにより、その隙間が黒い三角形▼のように見える状態のことです。

矯正してせっかく歯並びが綺麗に並んでも、目立つブラックトライアングルあると、見栄えが悪くなるだけでなく、その隙間に毎回食べ物が詰まってしまいストレスになります。

私の場合は、矯正中に歯を動かす過程で大きなブラックトライアングルができたので、歯の側面を少し削って、ブラックトライアングルが目立たないようにしてもらいました。下の写真では穴が空いたままになっていますが、最終的には隙間はなくなり綺麗になりました。

ブラックトライアングルを小さくしたいという人は、歯を削ることによるメリットデメリットを担当の歯科医にしっかり聞いて納得の上で進めるようにして下さい。先生によっては削るのは駄目だと言ってやってもらえない場合もあります。

頬こけ

矯正したら頬がこけるのか?めちゃくちゃ気になりますよね。抜歯をしたり、矯正によってうまく筋肉を使えなくなったりすることが原因のようですが(詳細は専門家のページで確認して下さい)、

私の場合、抜歯はしていないのですが矯正中はどんどん頬こけしました!矯正中一時的に4キロ痩せた時もあり、その時は頬に影ができるほどめちゃくちゃ頬がこけてゲッソリしました。

その後、体重は2キロほど戻っても頬こけは続いていましたが、矯正終了した現在はちゃんと元に戻っています。

私の場合は、41歳〜44歳まで矯正をしていたので、加齢も影響していると思いますし、これも個人差があると思います。

りこ
りこ

インスタグラムで頬こけ写真探してみてね

鼻の下が伸びて、顎が長くなった

・・・・ように見える。

私の場合は、鼻の下が伸びたと言うよりも、出っ歯だった前歯によって押し上げられていた口元が元の位置に戻っただけだと思います。

歯の位置が変わったことで、横顔の印象もだいぶ変わりました。

鼻の下が伸びてしまったのは、ショックでしたが、元々こんな顔だったんだなぁと、諦めました。笑

顎関節症

矯正中に発生した顎関節症。矯正の顎間ゴムが前より強いものになって3日程経った時、突然顎がカクカクぽきぽきしてなんかおかしいなぁと思っていたらそのうち指1本分しか口が開かなくなりました。

その後痛みも出てきて、1週間ほどご飯を食べることができなくなりとても辛かったです。治るまで2ヶ月程かかり、治療にも影響しました。

ブラオフ後も一時的に顎関節症になったり、現在も大きなあくびをしたら顎が外れることが多くなり、困っています。

歯根吸収

歯根吸収とは、歯の根元の部分が溶けてなくなってしまい歯の長さが短くなることです。

これは矯正終了後に矯正歯科からもらった私の矯正後のレントゲン写真です。上下の前歯、合計8本根っこが消えてしまい他の歯に比べて短くなっているのがわかると思います。

アンカースクリューを抜いてもらった歯科の処置室に、数年前に埋めた時の私のレントゲン写真がモニターに映し出されていて、その写真にはちゃんと根元がしっかりあったのを見て、歯がなくなっていることに初めて気づきました。

矯正のリスクの中でもこれが一番ショックでした。

歯根吸収については、治療計画書の一番最後に、リスクとして「歯肉退縮の可能性、歯根吸収の可能性、期間の延長」とだけ書いてあって、軽く一文を読んだ程度で、しっかり説明を受けた記憶はありません。

リスクとして起こったものはもうどうしようもないですが、起こったことに対して、今この状態がどの程度のものなのか、気にしなくていいレベルのものなのか、深刻な状況なのか、何も説明してくれなかったことに、とても不信感を抱いています。

一般歯科の先生に相談したら、「ほとんどの先生が言わないやろうね・・・最初に誓約書みたいなん書いてるやろ?」と。

起こったリスクに対して、それを伝えてくれない先生のほうが多いってあまりにも無責任じゃないですか?

くさび状欠損

くさび状欠損とは、写真を見て頂くとわかると思いますが、歯と歯茎の境目の部分の歯がくさび状に欠けてしまった状態のことを言います。

Screenshot

直接的な矯正の影響かどうかはわかりません。原因としては食いしばりやブラッシング圧の強さだったりするようですが、矯正前にはなかった症状なので自分の中では矯正の副産物だと思っています。矯正中に強い食いしばりが多かったこと、熱心に歯磨きを頑張りすぎたことが原因だと思っています。

今一番気になっていることは、このくさび状欠損が下の歯や他の歯も少しずつ症状が現れきていることです。どんどん削れていってしまいそうでとても不安です。

まとめ

私に起こった矯正のリスクについて紹介してきましたが、なかなか酷い状況ですよね?

インスタグラムでは、矯正中の方や矯正検討中の方から、綺麗な歯並びで羨ましい!とコメントを頂くことも多いですが、見た目の綺麗さだけではわからないデメリットもたくさんあります。

大人の矯正にはリスクがつきものです。全ての人に起こるわけではないと思いますが、いくら先生に技術があっても、本人の歯や歯茎の状態、口腔ケアの仕方によって誰にでも起こり得ることだと思います。

どんなリスクが起こるのかはやってみないとわからない、それが矯正の怖さだと思います。

この起こり得る全てのリスクについて、一般論として先生が説明してくれることはあっても、

あなたにはこれとこれがおこる可能性があります

なんて、先生が説明してくれることはまずありません。先生だってどのリスクが起こるなんて未来はわからないのです。

矯正=見た目の美しさばかりが優先して取り上げられていてリスク面をしっかりと伝えてくれる先生は少ないんじゃないか、結果的に不具合が出ても、「それは矯正のリスクだから仕方ないよね」でほぼ終わると思います。

なので、こういうリスクを引き受ける覚悟を持って矯正治療を始めないと、きっとこんなはずじゃなかったと後悔することになります。

治療へ進む前に、ご自身が矯正することで得られるもの、失うかもしれないもの、それをじっくり考えて見て下さい。

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